本日、Bros間野氏とBOMEXにて出張作業をしてきました。
作業内容は、「スプリング交換とアライメント調整」です。
は?スプリングを換えるだけ?
まあまあ、そうですけど結構重要なんですコレが!
雑誌「CARBOY」でも連載中のAE101レビン。
現在、トヨタ市販車の筑波2000のFF最速タイムが出ています。
ちなみに「1’02”113」です。
しかし、目標は59秒台です。
ナンバー付き(フル公認)ストリートカーでSタイヤ使用です。
ここまでは車体やエンジンパワー等でポン!と出ましたが、ココからが本番です!
細かくデータを取り、アライメントやセッティングを詰めて行かないとなかなか出るもんじゃありません。
まずはベースとなる基準データが必要です。
今迄の走行から、スプリングレートを上げて行こうという方向性が見えたので、スプリングの交換です。
スプリングレートを変えれば車高が変わる。
その車高の微調整が必要になってきます。
車高が変わればアライメントも変わる。
基準車高が決まってないと、テスト結果の今後の方向性が見えません。
皆さんもセッティング変更の際は、お気をつけ下さい。
「基準値」って結構大切なんです。
余談として、、。
実はこの足廻りは「車高調整式」ではありません!
えっ?何言ってるの?ネジが付いてる車高調じゃん!
って言わないで下さい、、。
正確には、全長調整式でなければ「車高調整式」ではないんです。
まあ、ヘルパーが付いていれば「ほぼ」同じプリロード(ゼロプリ)で車高の調整が出来ますが、シングルスプリングだと「プリ調整」が出来ないんです、、。
つまり、現状が「ゼロプリ遊び無し」の場合、車高は下げられても、上げる事が出来ません。
今回は「レートアップ」だったので、スプリングを遊ばせる事で車高の調整が出来ましたが、もし「レートダウン」だった場合、ダンパーロッドの突き出し量を増やすしか方法がありません。
*トップカラーで、ある程度は全長調整機能をもたす事も出来ますが。
一般的に言われている「車高調整式」とは、実は「プリロード調整機能付き」なんです。
本来の「車高調整式」とは「全長調整式」の事です。
「全長調整式」であれば「車高」と「プリロード」を個々に調整する事が出来ます。
ヘルパー等を併用すれば「伸び側ストローク」も任意に変化させられます。
プリロードを調整すると、コーナーウェイトが変わります。
「全長調整式」ってかなりのセッティング幅があります。
使いこなせれば、目から鱗!って感じですよ(笑
ただ、本来の使い方を知らない方が多い、、、。
決して「スプリングの遊びが無くて車高を下げられる機能」ではありません。
あしからずm(__)m