現在製作中のデモカー「S31 Z」に搭載するのは、「4A-G」です。
完成後は筑波サーキットでタイムアタックしてみます。
(目標はSタイヤで2秒台ですね)
当初は5バルブのヘッドチューンにしようと思っていましたが、事情により4バルブのフルチューンになりました!
先日ご紹介した鍛造ピストンと、ライジングH断面コンロッド、KMSヘッドチューンにて製作します。
今週、バタバタとエンジン加工しましたので、ご紹介します。
まずは、ブロック。
加工前に下面 の砥石がけをします。
クランクキャップはちゃんとトルクレンチを当てて締めましょう。
ブロックの上面研磨加工です。
歪み修正と面出しで0.1mm削りました。
ダミーヘッドを乗せて(ちゃんとトルクレンチを当てましょう)シリンダーボーリングをします。
今回は0.5mmオーバーサイズです。
ホーニング加工です。
荒めから順番に数回に分けて磨きます。
綺麗なクロスステッチが確認出来ますね。
これでブロックの加工は終了です。
次にクランクシャフト。
ダイナミックバランスと曲がりを測定 して、それぞれ修正して行きます。
クランクは、あとラッピング加工とスピル加工をすれば終了です。
コンロッドも小加工します。
ピストントップのクリアランスを計算し、コンマ数ミリ編芯させます。(当然フルフローとします)
この機械は海外の専用機で、日本に数台?あるかな?
通常は汎用機とかで行いますね。
まずはここまで。
次回はヘッド加工をご紹介します。
弊社では、精密機械、内燃機加工も お受けします。
ご相談下さい。