メンテナンスについて
ダンパーのメンテナンス
ゴミや粉塵を噛込み、摩耗したオイルシール
新品オイルシールいわゆる「ショックが抜ける」という症状は、オイルシールが傷付いてオイルが滲み出てしまうことを指します。
一番多いトラブルとして、走行中(バンプ中)にロッドとオイルシールの間に砂や砂利などを噛み込み、オイルシールに損傷を受けてしまうことがあります。
それを防ぐには、まず第一にダストブーツの装着。ダストブーツが付いていない場合は注意が必要です。
しかしダストブーツが装着されていても安心はできません、ダストブーツは小石などのある程度大きい粒子は防げても、砂塵や粉塵などの細かい粒子は防ぐことができません。
そこで日頃のメンテナンスが効いてきます。
方法は簡単、車両をジャッキアップしてタイヤを外した状態で、水道水を使ってホースでロッド部やダンパーをジャブジャブ洗って下さい。
ダストブーツ非装着の場合も、こまめに洗浄してあげるだけで飛躍的に長持ちします。
悪路や雪道を走った後はメンテナンスをお忘れなく！
ダンパーオイル交換
左：オーバーホール時の汚れたダンパーオイル 右：新品特に競技等の過酷な使用条件下では発熱量もかなり上昇してしまいます。
エンジンオイルやギヤオイル、ブレーキ,クラッチフルード等のオイル類は交換するのにダンパーのオイルはどうでしょう。
ダンパーから抜いたオイルをご覧になった方はあまり居ないと思います。
純正では非分解式が当たり前で、分解式でも自分で分解して中身をご覧になる事はまず無いでしょう。
ダンパーオイルは実はすごく汚れます。１年間競技で使用した物など真っ黒です。オイル粘度も変化し、ダンパー性能を維持することは困難です。
長距離・長期間使用されたダンパーは、オイル漏れや仕様変更ではなくてもオーバーホールに出す必要があります。
ガスが封入されているためDIYでは困難ですが、オイルだけでも交換をお薦めします。
弊社製品は、部品交換無しのオイル交換であれば通常オーバーホール料金の半額で実施可能です。ユーザー様は是非ご利用下さい。